2007年11月08日

漫画で楽しむ着物 その8

 いつまで続くか、漫画シリーズ。今回は、このシリーズ始めたときに、何人かにコメントで推薦していただいた『雨柳堂夢咄』。結局漫画文庫で出ているだけ買って(半分は古本)読んだ。

雨柳堂夢咄.jpg 前から気になってはいたんだけど、期待通りの面白さ。骨董屋が舞台で、骨董にまつわる人々と骨董そのものに宿る霊(もののけ)が織りなすドラマ。私は能には不案内だけど、能に関連のある作品が多いみたい。

 時代は大正かな? そのへんははっきり描かれないのでよくわからないんだけど、登場人物はかなりの割合で着物。ただ、主人公というか狂言回しの「蓮」(表紙の男性)はなぜか妙な黒服を着ていることが多い。これって「黒子」ってイメージなのかな。でもたまに和服姿で出てきて、これがかなり色っぽい。そうだ、少女漫画でこれだけ色っぽい「男性和服姿」が多いのは珍しい気がする。蓮以外の男性キャラはかなりの率で和服だし。

 『百鬼夜行抄』と通じるところが多いなあ、と思っていたら、同じ雑誌に連載されているのね。画のテイストは違うけど、こちらも美しい着物を堪能できる。怪奇ものではあるけどこちらは怖くはないかな。もののけたちも怖いというよりは愛らしいキャラが多いし。

 読み始めは「蓮」のキャラがあまりに落ち着いてて、かっこいいけどいまいち人間味がないなあ、と思ってたのだけど、何冊か読むうちに、そうか、蓮って感情移入すべき主人公ではなくて「黒子」なんだ、と納得。その分、まわりのキャラが立っていて、じーんとするストーリーが多い。和の世界を堪能できるいい作品だと思う。出会えてよかった。佳珠さん、コロコロさん、ありがとう!


<この記事は前ブログの2006-09-17のお引越し記事です。一部改定>
posted by みず穂 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画で楽しむ着物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とうとう12巻が1月11日に発売!ですよ〜。発売を記念した波津先生のサイン会もあるんだって!
http://www003.upp.so-net.ne.jp/namibanpa/information/information.html

・・・しかし某倶楽部の新年会の日だ。うえーん。
Posted by ミモザ at 2007年12月30日 07:56
ミモザさんこんにちは!
コメントのサイン修正しました。お気になさらず〜。

ついに12巻が・・・情報ありがとう!
文庫は続き出ないのかなあ〜。
Posted by みず穂 at 2008年01月03日 16:49
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