2009年07月27日

お茶会デビュー

今頃6月の話だけど(汗)。

 お茶のお稽古のメンバーの一人から、お茶の水女子大学表千家茶道部主催の水無茶会の誘いがあり、10人で参加した。
 初心者なのに、早くもお茶会デビューである。どきどき。

お茶会に向かう.jpg 大学の茶道部のお茶会、といっても文化祭レベルではない。会場は東京国立博物館の中の有名な茶室。中を歩くだけでなんだか非日常である。

 単衣シーズンで雨予報。すてきな雨コートのメンバーはじめ、みんなそれぞれ工夫した着物姿で参加。うーん、絵になるなあ。
 会場にも、さすがに着物姿が多い。

お茶会の着物.jpg 蒸し暑くてコート着たくなかったので、悩んだ末、私はサマーウールの単衣。お茶会に半幅ってわけにもいかないよね・・・と白ベースの単帯。なんとなくお茶会モード(ほんとか?)。結局雨には降られずにすみ、ラッキー。


六窓庵.jpg お茶席は3つあり、まずはお濃茶席の六窓庵に並ぶ。小さな茶室なのでなかなかすすまず、大行列。
 でも、私達のすぐ後で早々に終了の札が出て、やっぱり最初に並んで正解だった。
 六窓庵は江戸時代の茶人、金森宗和ゆかりの茶室で、奈良の興福寺からこちらに移築されたものだという(看板より)。

にじり口アップ.jpg
 中の写真は撮れなかったが、ほんとに小さな小さな茶室。写真はにじり口から出るところ。そもそも「にじり口」が初体験で新鮮だった。
 二畳ほどの空間に、ぎっしり(笑)。そして、すぐ目の前でお手前。ここは、ベテランの先生方のお手前で、お菓子は笹屋の「岩清水」。お菓子も美味しく、お茶の香りがとても濃くて、すてきな経験になった。お茶室そのものの風情もすばらしい。

庭の様子.jpg このあと、「九条館」でOGの方々のお席、「応挙館」で現役の学生さんのお席を堪能。床の間の設えもお道具も、贅沢でなく工夫が凝らされていて、とても見ごたえがあった。
 OGの方の上品な色無地にうっとり。現役の学生さんは振袖・・・かと思ったら、制服ぽい黒のスーツでちょっとがっかりしたが、それはそれで清楚ですてきだった。
 現役学生さんの席は、ガクアジサイが茶花で、お菓子も紫陽花がテーマ。自分達でテーマを考えたのかな? 二十歳そこそこでこんなふうにお茶席ができるなんて、すばらしい。うちの娘もこんなふうになったらいいなあ〜とすぐに母目線(笑)。

 半日お茶三昧で、充実した1日だった。すばらしい着物姿もたくさん見られて幸せ。お茶の先生が同行してくださったので、あれこれ解説していただいて、とっても勉強になった。感謝。
 来年もいけるといいな〜。
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2009年07月26日

浴衣でお稽古

 月イチで参加しているお茶のお稽古に行ってきた。

絞りの浴衣.jpg 最高気温32℃、の予報にくらくらして、今年初めての浴衣。
 浴衣は夏着物より暑い、という話もあるのだけど、この浴衣に限ってはそうでもない、と思う。絞りのせいか、わりとさらっとしていて熱がこもらないのだ。であれば、やっぱり長襦袢はないほうが涼しい!

 この浴衣を買ったのは3年前。当時の記事がこちら
 藍染浴衣が欲しい〜とブログ上で騒いでいたら、いい店を紹介してくださった方がいて、セールで半額でゲット。誕生日に夫に買ってもらったので、自分でお金を出したわけではないが「こんなに着物にお金かけたの初めて」だった。今でも一番のお気に入り浴衣である。

 最大の難点は、藍が色落ちすること。なので、帯を選ぶんだよねえ・・・この半幅帯は裏が藍色なので、木綿で涼しさはいまいちなのに出番が多い。ほんとは紗献上をあわせたいのだが、色落ちが怖くて躊躇してしまう。足袋もこすれて青くなったりするし。

 それでも藍染めは、着ていて嬉しいんだよね。

麩まんじゅう.jpg 本日、主菓子買出し係。主催者の推薦で、甘泉庵の麩まんじゅう。
 中野駅からすぐの、サンモール商店街の中にあるのだが、場所を勘違いして1時間近くぐるぐる歩き回ってしまった(間抜けすぎ・・・)。
 で、お稽古の前に体力を使い果たしたりしたのだが、この麩まんじゅうが感動的に美味しかった! 冷たさが命の和菓子なので、保冷バッグと保冷剤持参したのだが、そのかいもあったというものだ。

練りきり.jpg お店にあった夏の練り切りも美しく、ついつい自宅用に購入。
 最近娘達も和菓子好きになっているので、お土産に。だけど、麩まんじゅうの方が圧倒的に受けた。また買いにいってしまうかも・・・

 肝心のお稽古はというと、・・・なかなかお手前覚えきれず、ほんとぼちぼち、である。参加者の夏着物が美しく、目の保養。カメラ持っていかなかったのが惜しまれる。
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2009年07月25日

へちまの帯枕

 この夏、涼しさを求めて買ったもの。

へちま枕.jpg へちまの帯枕。
 月イチで通っているお茶のお稽古で「へちまの帯枕が涼しいらしい」という話がもりあがったのが6月くらい。で、メンバーの一人が「コイキモノ」というネットショップで格安のへちま枕をみつけてくれた。

 この商品。今は900円でお一人様一点限りだけど(あ、改めてみたら完売してた・・・)、私が買った段階では800円で、個数制限がなかったので、送料無料になる個数買ってシェアした。今年の夏は私のまわりでは、この帯枕率、すごく高い(笑)。

 今年はこれを使って、羅の帯をもうちょっと活躍させる予定。
posted by みず穂 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 箪笥の中身 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

恒例、夏着物で鰻

 ここ数年の恒例、夏着物で鰻を食べるオフに、今年も行ってきた。

食後風景.jpg 今年は夏着物(&浴衣)で8名が集合。絽あり紗あり上布あり、帯も絽に羅に麻など、それぞれ個性的な装い。外は蒸し暑いけれど、目に涼しい夏着物、やっぱりすてきだ。



うなぎオフ全身.jpg
 私は昨年と同じ夏お召しに羅の帯。結局この着物は「夏お召し」であろう、ということに落ち着いている(昨年は「夏銘仙」と書いているのだけど)。
 なんだかシャボン玉か飴玉みたいに見える柄がかなり気に入っている。近所のリサイクル店(着物の、ではなくむしろ洋服メイン)で、運命的に出会ってしまった1枚。前はどんな人が着てたんだろう。

 昨年はピンク系だった帯締めと帯揚げを、今年は寒色系にしてみようと思い、水色と白のレースぽい帯締めを買った。涼しげな帯留めでもしたかったのだが、帯締めの巾がありすぎて金具が入らず、とりあえず普通に締めた。結構しっくりしているかな?

うなぎオフ後姿.jpg
 後ろはこんな感じ。
 最近名古屋帯の練習を再開して、そこそこ締められるように。羅の帯は透けるので、あまりごまかしがきかないのが難なんだけど。
 下は最近欠かせなくなった「あしべ織汗取肌襦袢」にステテコ、麻の長襦袢。透ける着物は長襦袢を着ないわけにはいかないので、これが一番涼しい取り合わせ。




うなぎ.jpg
 老舗、「明神下 神田川本店」の鰻は毎年楽しみ。一人ではとても入れない店なので、このオフだけの贅沢、という感じである。


きもやき.jpg 直前予約では食べられない(数がとれないので)、人気の肝焼き。幹事さんが気をきかせて早めに予約してくれたので、今年は2人で1本食べられた。
 これがまた美味しい!!

 夏着物と鰻を堪能して、さあ、夏本番、である。夏着物、暑くても楽しんで着たい。
posted by みず穂 at 23:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 着物でお出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月27日

高松でお買い物

 保多織話のおまけ。

高松城.jpg 高松城跡。
 町をぶらぶらしていて、やけに和菓子屋が多い気がする(うどん屋ももちろん多い。うどんは安くて美味しい!)、と思って聞いてみたら、城下町ですからお茶が盛んで、ということだった。どの和菓子屋でも、お茶菓子をメインに扱っているのがとっても新鮮。

高松和菓子.jpg お茶菓子買ってみた。1つ200円くらいだったかな。都内で買うより安いと思う。生菓子なので現地で食べてしまった。美味しい。

和三盆.jpg そして高松といえば和三盆。これはお土産定番だよね。
 やさしい甘さで、子どもらにも受ける。おうちお茶会で重宝している。


お茶道具.jpg お茶道具屋さんも結構あったので、夕方に歩き回って一式購入。お茶はじめたのに、なかなか道具を買う機会がなかったのだ。
 袱紗は合繊で500円。菓子きり350円。扇子700円。初心者なので最安値コースで(笑)。


保多織浴衣.jpg ここまではかわいい買い物なんだけど。
 実は、岩部保多織本舗で「保多織の浴衣」というやつも買ってしまった。
 保多織を白生地に織ってから染めるので、染め代の分浴衣の方が高い。でも、このさらっと感はいいなあ、と思ってしまい。

保多織浴衣仕立て済み.jpg 買ったのはこれ。両面染めの浴衣。
 両面染めは、もう染め屋さんがやらなくなってしまったそうで、ここにあるのが最後なんだよね、といわれてついつい。その時点で在庫は数枚。柄は全部違った。
 最初は別の、もっと華やかな柄に惹かれたのだが、あててみたらこちらの地味なほうがよくって。裏が縞なのがかっこいい! ちなみに値段は仕立て込みで4万弱。私の保多織着物のほぼ倍・・・半分が染代ってことだ。

 で、これは上娘のサイズで仕立てた。浴衣を着せたいのに、暑いといってなかなか着てくれないので、これならいいかも、と思ったのだ。私のサイズより少しゆったりめに。

 でも、娘には少し地味すぎたかも? 日焼けしてるし、運動部でがっちりしてきたせいもあって、着せてみたら浴衣でしっとり、というより粋な男着物のようだった(笑)。ま、私も着ればいいし、長い目で大事に着よう・・・
posted by みず穂 at 10:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 箪笥の中身 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

保多織の工房へ

 実は4月の話なんだけど。
 高松に一人で出張することになり、せっかくだから現地に工房はないかな、と調べて「保多織(ぼたおり)」というのを知った。
 「岩部保多織本舗」というのが織り元らしいので、メールで見学ができるか聞いてみる。店主のいる日ならOKとのこと。HPでショッピングもできるようになっていたが、着物の扱いがなかったので聞いてみたら、安く誂えられるとのこと。で、行ってきた。

保多織工房.jpg 大通りから一本入ったところに店があった。
 店の名前知らなかったら、ここで着物買えるとは気づかなかっただろうなあ。 

保多織店内1.jpg 入ってすぐの店内。・・・ここだけ見ると洋品店にしか見えない。
 実際、店にいたお客さんは、みんなシャツのオーダーにきていた。地元で愛される洋品店という感じ。保多織は軽くて涼しくて皺にならないので、シャツの生地として人気なのだそうだ。あと、シーツとか座布団とかの素材としても優秀らしい。

オーナー機織.jpg でも、店の中央にはでーんと織り機が。織ってみせてくれたのはオーナー、伝統工芸士の岩部卓雄さん。今織っているのは開発中の半幅帯。
 もともと保多織は江戸時代に絹織物として発達したものだそうだが、明治維新後に大部分を綿に切り替え、機械化もすすめてきたのだという。
 その特徴は織り方。平織りの変形で、3回打ち込んで4回目を浮かせる。それだけなのだが、さらっとして肌につかず、皺にもなりにくい。

保多織帯.jpg 商品の大部分は機械織りの布なのだが、これは絹糸で手織りの帯。どうぞ、といわれたので、少し織り体験させていただいてしまった。3回織って4回目に変える、というだけなのだが、なんだか複雑で難しく思える。
 保多織専用の機そのものも、岩部さんが手作りしているそうだ。持ち運びできる機もつくって全国で実演をしているそう。

保多織グッズ.jpg 小物もいろいろあった。写真は保多織の布巾と名刺入れ。触っていて気持ちよく、買って以来ずっと愛用している。

保多織着物.jpg で、もちろん着物も買ってしまった。仕立て(単衣)込みで22000円。保多織の居敷当もついてこの価格。反物は1万円くらいだったと思う。仕立ては背縫いはミシンだったけど丁寧な感じがする。
 お時間いただきます〜と言われたが、1ヶ月で手元にやってきた。
軽くてさらっとしていて着心地いい。浴衣より涼しいと思う。
 お気に入りの普段着ができて嬉しいな。

 岩部保多織本舗は、ときどき都内のデパートに出張販売にきているそう。着物は多分売ってないけど、シャツなど他の商品で生地を選んで頼めば着物も買えるはず。興味のある方はメールで聞いてみてね。
posted by みず穂 at 23:15| Comment(6) | TrackBack(0) | 工房探訪・体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月31日

小物収納を改善

 3月から4月にかけて、自宅の水周りをリフォーム。
 ついでに、着物の小物の収納を改善した。

ミニ箪笥.jpg 以前、リビングのカウンター下にミニ箪笥を入れて、着物の小物関係を収納していた。

帯締め収納ビフォー.jpg
最初は問題なかったんだけど・・・帯締め、いつの間にか増えてぎゅうぎゅう状態。選ぶたびに中身をひっくり返して大変だった。

帯締め収納アフター.jpg キッチンをフラットな対面タイプにリフォームしたのにあわせ、カウンター下の収納をオーダー。帯締め専用の浅い引き出しをつくった。
 ついでに数えてみたら25本。半分以上いただきもの。礼装用とか娘用もあるので、いつも使うものは限られているのだが、こうしてみると結構持っているものだ。

帯揚げ収納.jpg これが全体の収納。二段目には帯揚げ・半襟・手拭を収納。小さいほうに扇、足袋、下の深い引き出しには下着関係や子どもの着物を入れている。

 ほんとは、奥行きがあと3センチあると、着物がすっぽり入ったんだけど。キッチンの天板自体のサイズが決まっていたので、縦横のサイズしか指定できなかった。
 でも、小物関係がすっきりして嬉しい。手持ちの全体がみえると、コーデがしやすいし、いるものといらないものもわかってくる。

 着物にはまって5年。最初の頃は着物に関係するものは何でも喜んでもらっていたが、そろそろ整理も必要な時期だなあ、と思っている。 とりあえず小物関係は、この収納からはみ出すものは処分、というのを当面の方針にする。
posted by みず穂 at 12:32| Comment(2) | TrackBack(0) | メンテナンス・収納 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月27日

久留米絣で初お出かけ

 ・・・ずいぶんブログをほったらかしてしまった。
家のリフォームと、親子でかかわった大きなイベントと、仕事の締め切りが次々にやってきて、気がついたら二ヶ月。

 すでに誰も見てない気がするけど、ぼちぼち更新再開。

 田中絣工房で買った(記事はこれ)久留米絣、ようやく着てお出かけできた。

久留米がすり.jpg
 藍だけで染めた絣。模様は全部糸でくくって防染し、手織りで織り出したもの。
 あまり見たことのないデザイン。天の川をイメージしたという。一目見て釘付けになってしまい、予算度外視で買ってしまった。木綿なのに、今まで買った着物の中で一番高い(笑)。

 でも、手間を考えるとね・・・高いとはいえなかった。デザインして、糸をひとつひとつ手でくくって、何度も何度も藍がめにつけて干して、機で織って。いったいこの着物1枚にどれだけの手がかけられているやら。それでも、木綿だからそんなに高くは売れないのだ。定価で10万切っていた(さらにかなり安くしていただいて買った)。

 久留米絣は「いかにも木綿」なので、やっぱり場所を選ぶ。今回はわりとカジュアルでもOKな集まりだったので、初お披露目。
 同じ日に博多織献上館で買った半幅帯をあわせ、半襟は自分で蓬で染めた木綿レース(あんまり見えないが)。とりあえず色だけで選んだ。まあまあかな? 白の半襟と帯でもすっきりしていいかも。
 
posted by みず穂 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物でお出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

漫画で楽しむ着物 その14

 3月はいろいろあって着物でお出かけできないので、とりあえずたまった漫画ネタを書こうかと思う。

波津漫画.jpg 『雨柳堂夢咄』からはまった波津彬子さん。着物の書かれている漫画文庫は全部大人買い(写真は一部)。

 いやー、どれもこれも見ごたえたっぷり。泉鏡花原作ものの「鏡花夢幻」なんて、原作の妖しい雰囲気に絵柄がぴったりで、うっとりである。「魔のもの」がほんとに魅力的なんだよね。
 舞台衣装のような着物がまた、どのカットも美しい。文庫にもカラーページがあるといいのにな〜。

異国の花守.jpg 波津彬子さんご本人も着物でサイン会などされているそうで、着物に対する愛情を感じる。それがストレートに感じられるのが「異国の花守」。
 波津さんが住む金沢という土地と、日本文化への思いが溢れた作品だと思う。メインの登場人物は、大学を出たものの就職しそびれてぶらぶらしている雛子。茶道教授の大叔母、和歌子。その大叔母のところへお茶を習いに通っている、英国人で「日本オタク」なアレックス。そして、大叔母の庭に住む椿の精。
 ストーリー展開はとても地味なのだが、雛子がだんだん「花守」(文化の守り手、というか)に目覚めていき、アレックスとの恋を育てていく様子が丁寧に描かれている。しみじみ心温まる作品という感じ。失われゆく和の文化への思いが、アレックスの台詞を通して語られる。決してノスタルジックにではなく、未来につなげるものとして。

 お茶のお稽古風景がたびたび出てくるのも、習い始めた身にはとても嬉しい(波津さんの趣味もお茶だそう)。立ち居振る舞いがきれいに描かれているのもいいなあ。

 金沢は最近行ったけれども(仕事で)、古きよき街並みはほんとうに観光地化されている一部で、ほとんど「どこにでもある地方都市」の雰囲気だった。でも、こういう家がまだどこかにあったりするのかな。
posted by みず穂 at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画で楽しむ着物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

越後上布体験講座に参加 その2

 雪中に糸となし、雪中に織り、雪水に濯ぎ、雪上に晒す。雪ありて縮あり、雪こそ縮の親と言うべし。
by北越雪譜(鈴木牧之著)

 縮、というのは上布のこと。まさに雪の中で生まれる織物、越後上布。その仕上げが有名な「雪さらし」である。
 着物好きな人なら、いつか見たいと思っているもののひとつじゃないかな?

雪さらし会場.jpg 今年は雪が少なく、予定の場所を変更して、少し山の上にのぼった「さらし場」へ。

 「さらし場」は、きれいな雪のスペースを確保して、布の長さにあわせて、両端に通路をつくる。で、二人がかりで布を広げてきれいに並べていくのだ。

 本来は、太陽熱で雪が溶けたときに発生する、オゾンの作用を使って漂白するものなので、天気のいい日にやるものだという。
 今回はこのイベントのために、つまり私達40人の参加者のために、本来はやらない天気の日にデモをしてくれた形である。


雪さらしの布たち.JPG 雪さらしのために準備された上布。参加する前は、ぬれて大丈夫なの?! とか思っていたが、麻はさんざん濡らしても大丈夫な布らしい。

 1日だけ雪さらしをする、というからほんとに1日で作業をするのかと勘違いしていたが、それは「観光向けには1日」ということで、実際には天気のいい日の朝から晒して夕方取り込み、というのを一週間から10日繰り返すものらしい。結構重労働なのだ。


雪さらしする娘.jpg 雪さらし中の娘。2人1組になって、布の両端をもって移動し、同時に雪の上にはなす。

 濡れた布は案外重く、途中でうっかり離してしまう人もいた。ベテランの方がすかさずフォローしていたけど。簡単に見える作業だが、これも熟練の技がいるものだという。




雪さらし布.jpg そして、雪の上に広げられた色とりどりの上布。
 ちらちら雪の舞うお天気は残念だけど、やっぱりきれい!

 じっくり見とれつつ、解説を聞く。娘はあっという間に飽きて、雪だるまづくりに夢中(笑)。友人の娘さんたち(初対面)と一緒に楽しんでいた。仲間がいてよかった・・・




里帰りの布.jpg
 「里帰りの布」という言葉を今回初めて聞いた。
 越後上布は、着古して洗い張りするときに、布につなぎなおして雪さらしをすると蘇るのだそうだ。これらの布は、もう30年ほど前に織られたものだという。
 薔薇の柄の上布なんて初めてみたけど、当時の流行りらしい。織りとしては横糸だけで柄がつくれるので、そう難しくないそうだ。
 何度も里帰りして雪に晒される布。いいなあ・・・

 雪さらしが一段落したら、開催中の「天地人博」に誘導され、ここの入場券をもらって解散。これで参加費3000円(昼食込み。娘は2500円)。安すぎない?!
 それに、着物好きが40人も揃っているというのに、店のひとつにも案内されず。上布はさすがに買えないけど、塩沢紬とか小物だったら、絶対参加者は買ったと思うけどなあ。商売っ気なさすぎ。
 教育委員会の主催だからなのかな。

 実はこの企画の主催者の一人が、前に仕事でとってもお世話になった方だった。世の中狭い。ちゃっかり夕食の店を推薦してもらう。
 越後湯沢で「あさくさ」という釜飯の店に。美味しかった! Mさんありがとう!!

 そんなわけで、とても充実した旅だった。主催の皆様に感謝。同行してくれたWちゃん、現地で遊んでくれたIさん一家もありがとう!

越後屋饅頭.jpg おまけ。「天地人博」で買ったお土産「越後屋饅頭」。
 饅頭の入った箱が二重底になっていて、下に小判型クッキーが入っている。受け狙いで思わず買ってしまった。大河の出演者たちもお土産に買って帰ったそうだ。
posted by みず穂 at 00:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 工房探訪・体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする